感音性難聴とは、内耳や聴神経、中枢神経など音を感じる部分が障害されて起こる難聴です。音を感じ取る部分が障害されているため、自分の声もうまく聴き取れず、音に対する分析力も低下します。高音部が聴き取りにくくなるのも特徴です。
感音性難聴を起こす病気はさまざまですが、最も多いのは内耳の蝸牛に異常が生じるケースです。この部分は機能が一度低下すると回復が難しいため、治療による聴力の改善も困難です。しかも、補聴器を利用しても、聴力の向上は望めないケースが少なくありません。高齢者の3分の2が難聴というデータもありますが、その大半はこの感音性難聴です。また、工場や工事現場など騒音のなかで働いている人や、イヤホンやヘッドホンで大きな音を聴くことの多い人、パチンコ店やゲームセンター、ライブハウスなど大音量の鳴り響く場所によく行く人なども蝸牛が傷つきやすく、感音性難聴になりやすいので注意してください。
なお、感音性難聴を起こす主な疾患は以下の通りです。
- メニエール病
- 突発性難聴
- 内耳炎
- 梅毒性内耳炎
- 薬物中毒
- 音響外傷
- 聴神経腫瘍
- 前下小脳動脈瘤
- 老人性難聴