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耳鳴りの問診

めまいと同じく、耳鳴りの診療にはまず問診が欠かせません。生活環境や社会的要因、過去の病気なども発症に関係しているからです。そのため、医師は患者さんに過去のことを根掘り葉掘り聞き出すことになります。たとえば、毛染め液を長年くりかえし使用してきたか、農薬や塗料、シンナーなどを扱う仕事の経験があるか、パチンコやクラブ、ライブハウスなど騒音の鳴り響く場所によく行くのか、子宮筋腫や貧血の経験はあるか、高齢の方ならば戦時中にマラリアに感染したことがあるかなど、こうした質問のすべてが耳鳴りの原因になりえます。

しかも、耳鳴りの表現法は、「高い音」「低い音」「鐘の鳴るような音」「虫の声」「金属音」「雨の降る音」など患者さんによってまちまちです。そこから正しい答えを導き出すには、まずは患者さんとの対話が大切なのです。

そこで耳鳴りの問診は、

  1. 耳鳴り自体に関すること
  2. 難聴やめまいなどの随伴症状について
  3. 職業やアレルギー、薬物の副作用による既往歴など、耳鳴りの原因について
という3つをポイントに行われます。

耳鳴りも医師にとって診断と治療が非常に難しく、敬遠されやすい症状でもあります。信頼できる医師を探すには、以上のような問診を熱心に行っているかを基準にされるとよいと思います。





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