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問診の大切さ


 坂田先生がどうして「めまい、耳鳴り」の治療でこれだけの結果を出しているのか。まだ先生の診察を受けたことのない方は疑問に思われるのではないでしょうか? 私自身も坂田先生の診察を受けるまでの8年間、いくつもの病院を診察に訪れましたが、治療はおろか原因さえわからない始末でした。それなのに、坂田先生は原因をしっかり突き止めたうえで治療を始めるのです。

 その診察の違いとは、「問診」にあります。多くの病院では精密機器を使いさまざまな検査を行いますが、ほとんど問診をすることはありません。
 坂田先生は問診に時間をかけるのです。逆に精密機器を使った検査は最低限しか行いません。これまでの数多くの臨床経験を活かし、問診で病気を探っていくのです。最近は個人情報の保護という観点から問診に答えることを嫌がる患者さんもいるようですが、私はなるべく細かく答えることをおすすめしたいと思います。

 先生の著書には問診票がどのようなものなのかが掲載されていますので、診察を受けようと思われた方はなるべく細かくきちんと答えられるように用意しておくことが大切です。

▲症状を第三者に聞いてみるのも大切
 何枚もの問診票に「めまい」の症状について答えることは実は難しいです。ただでさえ苦しい発作の経過や細かい症状など、覚えていないのも当然といえば当然だからです。ですから私は、ご家族の方など周囲にご自身の「めまい」について聞いてみるのがいいと思います。案外客観的に答えてくれるかもしれません。私の場合、坂田先生の初診に臨む際には記憶を整理し、主人にレポートを作成してもらいました。
 「めまい」は自分が一体どうなっているのかわからないものです。またそれが恐怖でもあります。主人のレポートには、私が部屋を這いずり回っている様子や、気分が悪く吐き気がすると訴えているのに食事は食べている、などが書かれてありました。主人には不思議に感じられたようですが、それが先生にとっては重要なポイントであったりするのです。
 たとえば、吐き気がする、というだけではなく、「実際に吐いたのか?」「吐いていないのか?」ということです。ですから、めまいがするというだけでなく、「どのようなとき」に「どんな状態」でめまいがするのかを、具体的に答えられるように準備しておくことが大切です。できれば、初めて発作を起こしてこれまでどのような経過をたどっているのかを、レポートにまとめるなどおすすめします。
 しっかりと問診に答えてきちんとした治療を受ければ、「めまい」は治らない病気ではありません。めまいは治る病気です。

 いろいろな病院で辛い検査を何度受けても原因がわからずに絶望していた私。あきらめずに坂田先生の診察を受け、本当によかったと心から思います。この進歩した医療の時代に私を救ってくれたのは問診でした。冷たい、温度を持たないコンピュータではなく、人のぬくもりを感じる、人による問診がいかに大切か。そのことを皆に伝えたいと思っています。

※参考:問診票のサンプル(『めまいは治る』の付録から抜粋)

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プロフィール

日高ようこ

1968年、大阪に生まれ大阪で育つ。
29歳のとき、突然めまい発作に襲われ、以後8年間闘病生活を続けた。
坂田英治先生の治療と出会い、現在は回復に向かう。
夫と八歳の息子と三人暮らし。
闘病の経験をもとに処女作となる小説『私は負けへん ほんとうの名医に出会うまで』(駒草出版)を記す。

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